トルコ入門(地理編)
今回はまるっきりトルコを知らないような人向け、たとえば「そもそもトルコってどこ?」とか、「トルコってどういう国?」とか、「人種は?宗教は?どんな文化なの?」みたいな、トルコについて頭の中クエスチョンマークだらけの人にもできるだけわかりやすく説明したいと思います。今日の記事はトルコの地理にまつわる話です。
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トルコってどこにあるの?
まず下の地図を見てみましょう。
真ん中にある赤い線で囲まれた場所がトルコです。ちょっと細かくて見えにくいかもしれませんが、イスタンブールに近いヨーロッパ側でギリシャ、ブルガリアと接していて、中東側ではシリア、イラク、イラン、アルメニア、グルジアと接しています。ちょっと離れていますが、イタリアやエジプト、また今話題のウクライナからも近いことがわかります。
よくトルコはヨーロッパとアジア両方の国土を有していると言われますが、私がトルコ人に「トルコはヨーロッパかアジアどっちなの?」と聞いたところ、「アナトリア地域(国土の大半を占めるアジア側)はアジアだけど、イスタンブールはアジアもヨーロッパも両方だよ」って答えが返ってきたことがあります。そうです。イスタンブールはアジア側にもヨーロッパ側にも跨がっている都市なのです。また、エディルネなどの完全にヨーロッパ側のバルカン半島だけに位置している都市もたくさんあります。ちなみにトルコの首都はアナトリア側にあるアンカラです。日本でも有名な、中世キリスト教修道院の洞窟群があるカッパドキアはアナトリア側のアンカラのすぐ東側にあります。
さて、ここまでトルコの地理について解説してきましたが、いかがでしたか?(わかりにくかったかな...)明日はトルコの歴史についてお話しします。